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2002年02月
「母
逝きて広さ身にしむ冬座敷」 「出迎えて笑顔を見たくて雪にたつ」 この俳句は息子様が母上様を、その奥様がご主人様をしのんで詠まれたものである。作者様の優しい家族愛がひしひしと伝わってくる。
結婚は家族という絆が直接、間接を問わず生じる。その時々の絆は身内だからこそ生々しいドラマとして展開する。喜怒哀楽すべてを携えて。
たとえ婚約中でもそのドラマは始まる。A男さん(33歳)とB子さん(30歳)も今、問題が生じている。一人息子・一人娘さんの典型的な出来事である。男性の母上様が急病になられ、病院へ洗濯物を運んだりの日々。結婚式の計画どころではない。「母上様のことで結婚が遠のいて女性が断わってきたら・・・ 」の不安を抱き始めてしまった。アドバイスとして、「そのような理由で断わってくれば、人間性が問題である。断りを受け悔やむほどの女性ではないと思います」と、申し上げた。
都内の美術館で「いわさきちひろと日本の絵本画家たち展」が開催中。ちひろの絵のモデルは一人息子である。モデルのまなざしは母子の絆がオ─ラのようにせまってくる。将来推計人口の産まない?産めない?の論議をよそに妻の望む子ども数2・5に対して実際の出生数1・39は寂寥感を覚える。
ウェディングアドバイザーのひとりごと
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